横沢史穂のブログ

祖父が、ラバウルで負傷した陸軍の傷痍軍人でした。左右のイデオロギーに関係なく、戦争経験者の話を中心に編集したいと思っています。

2024-05-01から1ヶ月間の記事一覧

戦場で味方(海軍上層部)に殺される軍なら、日教組の「戦争反対」に理がある ③

一般の兵隊さんには滅私奉公を求めるクセに 上層部は己の保身や立身出世を求める… そういう悪しき体質は、無意識に下国民に伝わる。 そしてこれでは、日教組が言う「戦争反対」「我が子を戦場に送るな」に、理がある。絶対にある(私が思うに、日教組や社民…

バシー海峡だけで陸軍の水死者20万人 まさに「死のベルトコンベアによる同胞殺し」 幾多の敵将が「こんなに強い軍隊は世界中にない」と絶賛した日本陸軍の軍人 約20万人は、輸送戦ごと沈められ、敵と戦う前に亡くなりました。 海軍は、陸軍の将兵を乗せた輸…

戦場で味方(海軍上層部)に殺される軍なら、日教組の「戦争反対」に理がある

下が一生懸命なのに、上がこんなだと、国家に尽くしようが無い 尽くしたら、人生が破滅する 現在の「戦没者慰霊」や「戦没者追悼」は、戦没者を何か「自然災害で亡くなった方達」のような見方をしています。 しかし、大東亜戦争の戦没者の「真実の姿」は違い…

大東亜戦争で日本を破滅に導いた軍人は皆 東北・北陸の旧幕府側の末裔

ここで非常に面白い例があります。 山本五十六・米内光政・南雲忠一・岡田啓介・服部卓四郎・瀬島龍三・辻政信等始め、昭和史において日本を破滅に導いた軍人達の出身県をたどってみて下さい。 日露戦争を勝利に導いた将軍のほとんどが、旧薩長出身だったの…

山本五十六が あそこまで祖国や日本陸軍を憎悪して復讐した理由 ②

明治政府や日本陸軍を作ったのは長州藩 だから五十六は、日本国家や日本陸軍を見ると 「父と祖父を殺した長州藩への恨み」が… まず、五十六の潜在意識下では、薩長主導の「大日本帝国」は敵国でこそあれ、心からなる「我が祖国」では無かったのでは。 と言う…

山本五十六が あそこまで祖国や日本陸軍を憎悪して復讐した理由 ①

山本五十六は「大日本帝国の人間」ではない? そもそも「大日本帝国」とは、戊辰戦争後に薩長土肥を中心とする西国雄藩によって建設された国家です。 父も祖父も薩長に斬られている山本五十六 山本五十六は旧姓 高野五十六。 実父の高野貞吉氏は戊辰戦争にお…

共産主義と親和性が高い? 海軍上層部の理系エリート官僚の思考法 ④

青春も、人の命も、はかない。 煙の様に、はかないものなのです。 人との出会いもはかない。 会者定離 これが人生の真理です。 歌にもありましたが、「会うは別れの初めにて…」 「今」の出会いの裏には、別れが隠れているのです。 楽しい「今」は、一瞬のう…

共産主義と親和性が高い? 海軍上層部の理系エリート官僚の思考法 ③

「今」を大事にする事が、古来からの神道的な日本人の考え方。 逆に、 「(やって来るかわからない)輝かしい未来」の為に「今」を犠牲にするのが共産主義の考え方であり、受験エリート官僚に見られがちな考え方 いががでしよう。 そしてそういう視点で、例え…

共産主義と親和性が高い? 海軍上層部の理系エリート官僚の思考法 ②

大事なのは 「やってくるかわからない未来」 ではなく 「かけがえのない今」 「今この瞬間」こそ大事に生きるのが、本来の日本人(古代縄文時代から)の「時間」観です。 従って、 「今が苦しくても、その今の中にも喜びや幸せを見い出す」 なら、正しい日本人…

共産主義と親和性が高い? 海軍上層部の理系エリート官僚の思考法 ①

ほとんどの人が指摘しない大事な事ですが…。 海軍出身の一部の指導者達はソビエト共産主義に親和性を感じて、思想侵略されていた。 海軍大将自ら、赤いウィルスに侵されていた。 海軍大将にして総理大臣の鈴木貫太郎しかり、海軍大臣の米内光政しかりです。 …

結婚に際して一番大事な事

倫理道徳や国民精神の根幹は家庭です。 だから結婚に際し、一番大事なのは「学歴」や「年収」というスペックではなく、 「家族がいかに大事か」 「女房や子供は命を懸けて守るもの」 という覚悟です。 それがあって初めて、スペックが活きてくる。 だから、…

国を滅ぼしてるのは「左翼」ではなく「官僚(受験エリート)」

体制組織の裏側に 常に立ち現れてくる黒い魔性(官僚的悪) 明治以降の日本の高等教育というのは、受験エリート官僚どもの自己増殖の過程でしかありません。 (高等教育機関での、今日的な意味での「受験競争」は明治30年代以降から) そして減点主義の官僚組…

海軍大臣 米内光政の利敵・売国行為の数々 ②

敵からホメられるのは売国奴 ~米内光政 海軍大臣が売国奴の証拠~ 陛下の赤子が、広島・長崎と満洲、 そして東京裁判で大勢殺されていくのを喜んだ米内 東京裁判で処刑された「A級戦犯」の7人の内の、6人が陸軍出身者で1人が政治家。 海軍は「A級戦犯」とし…

「学校の勉強」の延長で戦争を指揮した昭和の海軍上層部

国益を損ねた真の戦犯(敗戦責任者達)は 海軍上層部 なぜなら、太平洋方面の担当は海軍だったから (陸軍は対ソ戦に備えて中国大陸の担当) そこで、理系の受験エリートの集まりである海軍上層部の作戦指導を見て下さい。 実際の戦場を、海軍兵学校や海軍大…

明治と違って「文」が「武」の上になった昭和の日本海軍上層

「帝国海軍70年の歴史において、始めから終わりまで一貫した海軍精神が流れていたのではない。 明治の海軍と昭和の海軍は別物である。 昭和の海軍は武士道から背き、商人根性が入り込んで出世を追及する処世術横行だけが支配した事により、戦に勝つ為の真…

明治と違って「文」が「武」の上になった昭和の日本海軍上層

「帝国海軍70年の歴史において、始めから終わりまで一貫した海軍精神が流れていたのではない。 明治の海軍と昭和の海軍は別物である。 昭和の海軍は武士道から背き、商人根性が入り込んで出世を追及する処世術横行だけが支配した事により、戦に勝つ為の真…

「英霊の顕彰」と「敗戦責任の追及」は等価

真の鎮魂とは… そもそも戦没者への鎮魂とは、単に「祭壇に花を飾る事」でも「祭壇に閣僚が参拝する事」でもありません。 真の鎮魂とは「敗戦の責任を明確にする事」であり「亡くなった方達に胸を張って見せられる日本を作る事」です。 例えば、ミッドウェー…

上層部の「うみ」を出し切れずに隠蔽工作する日本型組織

日本海軍がまさにそうですが、日本型組織というのは、現場は世界一頑張っているのに、トップは後ろにいるか、いざとなったら逃げる。 失敗の責任は誰も取らずに、隠蔽する。 これは昔から変わらない本質です。 JALの職員に聞いた話ですか、日航ジャンボ機123…

「山本五十六への称賛」とは、幾百万人の真の英霊への冒涜 ②

上層部が自己保身や隠蔽に走る軍隊に、戦勝は無い 「ミドルクラスは頑張っているのに、トップが足を引っ張って負けた」 大東亜戦争の本質は、この一語に尽きると思います。 組織内の大ナタを振るわずに、ウミを出さずに、するべき事を先伸ばし、目先の利益に…

「山本五十六への称賛」とは、幾百万人の真の英霊への冒涜 ①

無能ゆえに敗戦を招いた指導者は 糾弾すべき 無能な指導者は 存在自体が悪 大東亜戦争でほとんどの兵隊さん達は、味方に殺されました 真珠湾攻撃(たげでなく、ガダルカナルをめぐるソロモンの戦いもそうですが)は、軍事的合理性がゼロです。 ルーズベルト…

映画『男たちの大和/YAMATO』の欺瞞

大和水上特攻作戦について あの作戦に参加した一般の将兵は、「お国の為」という大義名分の下で実は、開戦以来の海軍上層部の作戦の不手際隠蔽の人身御供にされたのではないのか? こんなむごい死刑執行はありません。 特攻を命令した側と、出撃した側を、一…

陸海軍ともに本当に素晴らしい日本人は、戦争でほとんど死んで

100万人の陸軍将兵が、まともに戦う事なく餓死・戦病死 20万人の陸軍将兵が、全く戦わずして輸送船ごと沈没… 「恐るべきサムライ精神」の継承者たる陸軍は、親英米派の海軍上層部の不作為によって、要は味方の裏切りや不作為によって、大量に殺戮されました…

武士道精神を忘れた昭和の海軍の指導者達 ③

あまり言いたくはないのですが…。 神風特攻隊に、海軍兵学校の出身者はほとんどいない 神風特攻隊の「編成」をよく見て下さい。 確かに栄えある第一号は、形としては関行男大尉は「海軍兵学校」出身者です。 (その前に予備学生の久納好孚 海軍中尉がいます…

武士道精神を忘れた昭和の海軍の指導者達 ②

話は戻りますが、にわか貴族となった「海軍兵学校」出身者達のエリート意識は、抜き差しがたいものがあったそうです。 海軍の中でも、「海軍兵学校出身ではない人達」に、私は色々とお話をお聞きする機会がありましたが、とにかく「海兵出身者」は評判が悪か…

武士道精神を忘れた昭和の海軍の指導者達 ①

日本を滅ぼした人間達を輩出した海軍大学校 海軍上層部とは、外部から閉じられた閉鎖的な 「受験エリート官僚達」の世界 山本五十六、米内光政、井上成美、南雲忠一、草鹿龍之介、源田実等、日本を滅ぼした多くの海軍指導者が学んだ海軍大学校。 ここは伏魔…

日本もそうだし、どこの国でも軍隊は「陸軍」が主役

日本は千年間の武士(陸軍軍人)の歴史がある国 日本は「水軍の国」ではない 日本の武士は「海」ではなく「陸」から生まれた 源義経も、北条時宗も、鎌倉武士も、武田信玄も、織田信長も、上杉謙信も、徳川家康も、新撰組も、奇兵隊も、西郷軍も、日本史の英雄…

日本の男達を皆殺しにすべし 〜大東亜戦争の謀略〜

「恐るべき日本の男達を抹殺すべし」 「日本国家を解体すべし」 共産主義・コミンテルンの本国たるソ連から、日米の協力者達に対してこういった指令が出たのではと、私は長い間深読みしていました。 つまり日本にも「内側から鍵を開けた」人間がいる、と…。 …

日本海軍はイギリスが育ての親

日本海軍は明治以降に急に出来た軍隊だから 歴史が浅い 本格的な海軍の養成は歴史が浅く、明治以降から 本格的な日本海軍のシステムは明治になって初めて、イギリスから付け焼刃的に導入されました。 ですので日本は、海軍の文化は地に足がついていないので…

大東亜戦争は 十分勝てる戦争だった

「あの戦争は十分勝てる戦争だった」 この一言に尽る では何故、「勝てる戦争」に負けたのか? それは大東亜戦争の(主に海軍の)指導者達は、もはやサムライではなく、サムライの対極に位置する「学校出の偏差値エリートだったから」だと思います(※「偏差…

海軍大臣 米内光政の利敵・売国行為の数々 

☆「海軍善玉論」が真っ赤な嘘である事の証拠 昭和12年(1937年)7月の盧溝橋事件に端を発するシナ事変の際に、陸軍の戦線不拡大方針に逆らって戦線を大きく拡大したのは、海軍大臣 米内光政です。 主敵たるソ連に備える為に、中国大陸での戦線不拡大方針の陸軍…