私は最近のオリンピックがあまり好きではなかった。
今のオリンピックは、大企業が大資本を投下する一大ビジネスマーケットです
オリンピックという巨大な利権に企業も人も群がり、政治家はこれを政治利用する。
それによって、せっかくのスポーツマンシップも、打算と欲に汚れてしまう。
政治利用と経済利用が最優先されるそんな「お金大好き」のオリンピックなら、東京に来なくていい、と思っていました。
ただ、東京五輪2020に関しては、別の見方もしていました。
そもそも、古代オリンピアとは古代ギリシャの神々を敬仰する古代ギリシャ神話が源流です。
キリスト教以前の、人間が神々と共に暮らしていた自然崇拝の古代多神教の時代に遡ります。
東京五輪2020は、その古代ギリシャの神々と、日本の八百万の神々との結合。
それは、キリスト教支配のこの2000年間の文明を、超克するもの。
キリスト教的な世界観の終焉。
或いは、神々と共に生きる古代神道的な価値観と、科学文明との融合。
そういった人類の新時代の端緒になる象徴的なイベントではないのか。
とも考えました。