横沢史穂のブログ

祖父が、ラバウルで負傷した陸軍の傷痍軍人でした。左右のイデオロギーに関係なく、戦争経験者の話を中心に編集したいと思っています。

「生命以上のもの」を守るのが軍隊

自衛隊の求人募集のこのポスター、何が問題かわかるでしょうか。

お役人が作ったんでしょうけど、もしかすると、国防というものを確信犯的に意図的に矮小化させている可能性がある。

 

国民の生命財産を守るのは、警察や消防隊。又は警備会社の仕事です。

片や、「生命以上のもの」を守るのが軍隊であり「国防」です。

軍隊には「国民保護」の責任もスキルもありません。 

 

国民の生命を守るのは、米国なら国土安全省。

スイスなら法務警察省。
戦前の日本なら内務省です。  

片や、日本の防衛省のこの写真には「命を守りたい」と、書かれている。

しかもその命が「犬の命」です
ちなみに、アメリカでは州兵はともかく、連邦軍が災害救助を行う事は法によって禁じられています。スイスもしかりです。
軍隊を災害出動に転用すると、戦闘の本分が損なわれるからです。
※犬の命は大事です。私の家も犬を飼っているので、かわいいワンちゃんの命を守ってくれたこの隊員の行為自体は、とても立派だと思います。
それにケチをつけているのでは、全くない。
そういう話をしているのではないです。