横沢史穂のブログ

祖父が、ラバウルで負傷した陸軍の傷痍軍人でした。左右のイデオロギーに関係なく、戦争経験者の話を中心に編集したいと思っています。

敗戦責任の追及こそ興国の大業 13

敗戦責任の追求の不徹底
 
大東亜戦争の敗戦責任を追求しない態度」の源泉というのは…。  
要するに、右も左も戦後日本からは完全に「男性原理」が消えたのだと思います。 
「物事のケジメを取る」という「男性原理」が残っているのは、戦後日本ではヤクザ社会だけです。
 
上層部が自己保身や隠蔽に走る軍隊に、戦勝は無い
 
「ミドルクラスは世界一頑張っているのに、トップが足を引っ張って負けた」
大東亜戦争の本質は、この一語に尽きると思います。
 
組織内の大ナタを振るわずに、ウミを出さずに、するべき事を先伸ばし、目先の利益にしがみついているのが、日本型官僚組織です。
 
前の世代が言わないなら、私が言います。
山本五十六たちの敗戦責任が、なぜ免責されるんでしょうか。
 
過去の精算は、その時代を生きた人間がやらずに、誰がやるのか。
後世に押し付けるのでしょうか。
押し付けて問題先送りをしてきたのが日本。 
 
一方、どんなに痛みが伴おうと、その場で精算して後に引きづらないのがアメリカ。
 
山本五十六たち海軍上層部は、
敗戦の事実を政府や国民に隠蔽した事によって、
まさか罪から逃れたと勘違いしてるのだろうか
 
陸軍をスケープゴートにした事で、真に責任を負うべき自分たち海軍上層部の「開戦責任」「敗戦責任」を免責させようとしたのだと思います。
 
物事の決着が、戦いもしないでつくとは思っていません。
私はこれを、とことん主張して行きます。
 
これを精算しないと、大東亜戦争清算されないからです。