横沢史穂のブログ

祖父が、ラバウルで負傷した陸軍の傷痍軍人でした。左右のイデオロギーに関係なく、戦争経験者の話を中心に編集したいと思っています。

司馬遼太郎は反日的な小説家か ①

司馬遼太郎 氏は、世界最強の陸軍国であったロシアのクロパトキン軍が恐れた、軍事的天才にして日本が誇る世界的名将たる乃木希典 閣下を、史実を歪めてまで、悪口雑言を浴びせました(旅順戦の膨大な死者については別掲。結論から言うと、乃木閣下の責任ではありません)。

史実を逆さまにして、あろう事か、何と愚将呼ばわり…。

また、第二次大戦時のアメリカ・イギリスの将軍達が、「こんなに強い軍隊は、世界の歴史にもう出て来ない」と、口を極めて称賛した我らの父祖たる日本陸軍に対しても、史実を歪めてまで感情的に非難し、その戦没者まで冒涜しました。

 

彼は、ペンネームを中国の司馬遷にあやかっている時点で、マインドが中国に向いていると私は思います。

「本居遼太郎」とか名乗ったら、「日本精神がある人だな」と思いますが…。

 

いずれにせよ、日本武士道を褒めている様に見せて、実はけなしている司馬氏。

もしかしたら、最も巧妙な二重スパイとはこの様にやるのかと、うがった見方すらしてしまう。

 

(ちなみに彼は最終の軍歴で将校を名乗っています。

しかし、終戦時に第十二方面軍隷下の第三十六軍に属する第二〇二師団 歩兵第五〇四連隊 第三大隊の大隊長だった常盤盛晴 大尉殿が司馬氏の上官だったらしく、実際は下士官だったとの事)

 

また彼は陸軍軍人として、実際の戦闘は経験していないハズです。

 

それが、幼少期から兵法を学び、16歳の初陣で理数的な素養が求められる砲兵隊の隊長として50倍の敵を破り、以後10年に一回ずつ弾の下をくぐってきた軍事的天才・乃木閣下を、史実を歪めてまで愚弄するなど、「何様か」と言いたいです。

 

竜馬がゆく』に描かれた坂本竜馬像は、

左翼的な地球市民

 

また、司馬氏は作り話の小説『竜馬がゆく』で、坂本龍馬を称賛しています。

 

日本精神が横溢していた戦前社会ではそれほど有名ではなかった坂本龍馬が、一躍国民的英雄になったのは昭和37年(1962年)から産経新聞夕刊に連載された司馬氏の『竜馬がゆく』による所が極めて大きいです。

しかし、現実に「坂本龍馬」という人間はいたのでしょうが、あの小説『竜馬がゆく』に描かれた「坂本竜馬」は現実の「坂本龍馬」に脚色に脚色を加えて作り上げられた完全なる架空のキャラクターです。