青春も、人の命も、はかない。
煙の様に、はかないものなのです。
人との出会いもはかない。
これが人生の真理です。
歌にもありましたが、「会うは別れの初めにて…」
「今」の出会いの裏には、別れが隠れているのです。
楽しい「今」は、一瞬のうちに過去の思い出へと過ぎ去り、二度と戻って来る事は無い。
だからこそ、「今」がかけがえのないものとなり、そこに人生の無常を感じ、「もののあはれ」を感じ、はかなさを感じ、故にこそ目の前の人が愛おしくなり、「今この瞬間の、目の前の一期一会」に全生命を燃やすのが、日本人の美学です。
人間は、「今」にしか生きられない
だから受験勉強の勝者は、左翼マインドと親和性が高くなる。
「今なんかよりも未来こそが大事」というこの考え方には、その裏返しで「今の倫理道徳や愛は犠牲にしてもいい」という悪魔的な隠し味が潜んでいます。
最高に輝かしいのは、確実な「今」ではなく、(本当に来るかわからない)「理想の未来」なんですから。
未来に軸足を置くと、こうなってしまうのです。
未来がそんなに大事なら「今」はもっと大事