横沢史穂のブログ

祖父が、ラバウルで負傷した陸軍の傷痍軍人でした。左右のイデオロギーに関係なく、戦争経験者の話を中心に編集したいと思っています。

「敗戦責任」の追及も出来ないなら、日本は敗戦国のまま ③

日本みたいに指導者の「敗戦責任」をごまかす事は、まさに弱化の推奨です。
 
デタラメな作戦で何十万人も自軍兵士を自滅的に死なせた敗軍の将を「英雄だ」と称えて、その責任を追及しない等という女々しい事をしていたら、国が滅びます。
 
そんな指導者が指揮する軍隊に、誰が我が子を兵士として送りたいと思うでしょうか。
 
国軍指導者の不作為の罪は問われない体質。
 
国軍指導者の怠慢や責任の所在は、曖昧にしてごまかされる体質。
 
国軍指導者の都合の悪い事実はフタをして見ないようにする体質。
 
国軍指導者は、どんなに損害を出して国益を損ねてもその責任を追及されない事なかれ主義的な体質。
 
海軍上層部に限らず、それは今日でも全く同じですが。
 
山本五十六を礼賛する人々の頭脳レベルというのは「従軍慰安婦のお婆ちゃん達が可哀想」
と言う人達と、全く同質
 
「事実を無視して情緒で歴史を判断している」という点において、全く両者は同質です。
 
マルクスが言ったように、「反対物は一致する」のです。
「右」と「左」が違うだけで。
本人達が気付いていないだけで。