横沢史穂のブログ

祖父が、ラバウルで負傷した陸軍の傷痍軍人でした。左右のイデオロギーに関係なく、戦争経験者の話を中心に編集したいと思っています。

西洋崇拝の大正デモクラシーこそ、悪の始まり

この価値観の淵源は、日本的武士道を否定した明治の文明開化以降の、近代啓蒙思想です。

 
そして鹿鳴館とか海軍大学校とか大正デモクラシーとか戦後民主主義というのは、この近代啓蒙思想のレールに乗っるわけです。

大正デモクラシー」という耳障りの言い言葉は、「伝統否定」「武士道否定」を骨子とする「大正コミュニズム共産主義)」の別命です。
 
そもそも私は、現代の日本が混迷しているのは、「GHQが悪いから」ではなく、「日本人自身が悪いから」だと思っています。

具体的に言いますと、「武士道」や「大和魂」といった日本精神を嘲笑う大正デモクラシーの悪影響が今日まで日本の文化的退廃として尾を引いている事が原因だと思います。

戦後の約80年間もそうですが、さかのぼって明治開国以降、我が国のインテリ達は日本人である事を否定する事に、血道をあげて来ました。

戦後の日本の教育現場は、大正デモクラシーの思想を持った赤い教師達に占領されて来ました。

その結果、武士道とか大和魂とか乃木希典とか忠孝といった、日本精神的なものを全否定する事で成り立ってきたのが戦後の日本の教育です。
 
「私が一番気に食わないのは、官僚などに巣食っている西洋崇拝的な文明開化思考だ。
これは明治初頭以降、今日まで続いている」
                  三島由紀夫

「日本の悲劇は、西ヨーロッパが(自分達の)歩んできた過去に対して根本的な疑いを持ち始めた時、その真似をしなければならなかった事である」 
カール・レーヴィット(ユダヤ人にして、ドイツの哲学者)。