横沢史穂のブログ

祖父が、ラバウルで負傷した陸軍の傷痍軍人でした。左右のイデオロギーに関係なく、戦争経験者の話を中心に編集したいと思っています。

大和魂は、西洋人の思考回路では 絶対に理解出来ない

西洋的理性を崇拝する大正デモクラシーインテリ達の傲慢さは、知識のおごり。


ロジカルなものだけ尊重して、イロジカルなものを侮蔑し、捨象しています。

彼らの頭の中は、「1+1が2」の世界なのです。

しかしそもそも人間とは、ロジカルな理論や理性だけで割り切れない存在です。

近代人が絶対視する「理性」などというのは、人間存在のごく一部。
「理性崇拝」なんて、たかだかここ200年くらいの話です。

理性を超えた所に、未知なる大きな可能性が秘められているのに、全てを理性や理論の尺度で測ろうとするのが彼らインテリ達です。
 
そしてその理性や西洋的近代合理性への傾斜は、日本的情念の破損をもたらします。
 
白虎隊や乃木希典こそ、日本人の鏡
 
ですから、白虎隊や乃木希典の自刃とか武士道といった日本の伝統精神的な価値観は、西洋崇拝的な大正デモクラシーから見ると、明確な敵なのです。 
 
要するに日本のインテリ達は、日本の伝統精神を否定する事を、「進歩」と勘違いしているのです。
 
武士道や大和魂切腹、忠義、祖先崇拝といった日本の伝統精神的な価値観を侮蔑して冷笑を浴びせる大正デモクラシーのインテリ達は、日本人である事を止めたのか。と私は言いたい。

「狂人とは、理性がない人間ではなく、理性しかない人間の事である」
   G・K・チェスタトン(イギリスの作家)