西洋的理性を崇拝する大正デモクラシーのインテリ達の傲慢さは、知識のおごり。
ロジカルなものだけ尊重して、イロジカルなものを侮蔑し、捨象しています。
彼らの頭の中は、「1+1が2」の世界なのです。
しかしそもそも人間とは、ロジカルな理論や理性だけで割り切れない存在です。
近代人が絶対視する「理性」などというのは、人間存在のごく一部。
「理性崇拝」なんて、たかだかここ200年くらいの話です。
「理性崇拝」なんて、たかだかここ200年くらいの話です。
理性を超えた所に、未知なる大きな可能性が秘められているのに、全てを理性や理論の尺度で測ろうとするのが彼らインテリ達です。
そしてその理性や西洋的近代合理性への傾斜は、日本的情念の破損をもたらします。
そしてその理性や西洋的近代合理性への傾斜は、日本的情念の破損をもたらします。