横沢史穂のブログ

祖父が、ラバウルで負傷した陸軍の傷痍軍人でした。左右のイデオロギーに関係なく、戦争経験者の話を中心に編集したいと思っています。

戦争経験者の方達のお言葉集 ⭐️ 戦前世代、魂の名言 ①

90歳以上の戦争経験者の知恵

こんな偉大な人達、もう出て来ない
 
軍人さんや戦争経験者の方達のお言葉の、一言一言が重い事…。

両の手に余るほどの芳醇なお言葉が、次から次へと鮮やかな発想を紡ぎ出す、重く美しい言葉たち…。

虚飾を排した珠玉の言の葉を、ご紹介いたします。

西洋的な弱肉強食とは逆に「どこまで弱者に寄り添えるか」に強さを見出すのが日本人だと思います。(ある戦争経験者)

「地方にはまだ日本の伝統は息づいていますが…。
東京の若い人達には、日本人である事を止めたのか。と言いたいです」(ある戦争経験者)

「相手が刃物や銃を向けてきたら、逃げずに逆に飛び込むのが武士」(ある戦争経験者)

「戦争を知らない人間ほど、戦争を美化するんだ。
 戦争というのは、想像を絶する生き地獄なんだ」
(ゼロ戦パイロット 原田要 先生)
 
「本当は嫌だったけど、仕方ないから特攻隊を申し出て特攻機のコックピットに座ったんですが、離陸前に両親を思い出して涙が出ました。 
離陸寸前に特攻出撃が中止になったのですが…。 一晩あけたら、逆にもう特攻が自分から抜けないんです。
早く特攻に行かせろ。俺は特攻隊なんだ。今さら中止なんて言うな。仲間はみんな突っ込んだんだ。早く出撃させろ。
こうなっちゃったんですよ」(元・海軍特攻隊の田中三也 先生)

「自分の夢を追うのはいいですけど、その夢が実現したその先に『多くの人の幸せがあるのか』という事を、若い人には常に考えていてもらいたいですね」(ある戦争経験者)

「私が戦場で生き延びた秘訣ですか? 
いつ死んでもいいと、腹をくくった事が逆に良かったのだと思います。
死ぬ覚悟を決めたら、逆に敵の弾がどこに飛んでくるかわかるようになりました。怖がっていたら、逆にやられていたと思います」(元 那覇市議会議員 海軍軍人 東江芳隆 先生)

「戦争というのは、どんなに優秀な兵器を持っていたって、それだけじゃ駄目なんだよ。
死を賭して戦う時のみ、勝機が訪れるんだよ。
だからアメリカはあれだけ武器があったって、日本陸軍相手に正面から、白兵戦ではなかなか挑んで来ないんだよ」(陸軍軍人 常盤盛晴 先生

こういうお言葉は、パソコンで画面に写しても平面的だからあまり感興は伝わらないかも知れませんが、実際に敵兵と戦ってきた方が口にすると、物凄く重みがあります。

「軍人になった時から、命を捨てていました。畳の上で死ねると思っていませんでした。それじゃなかったら、軍人になんかなれないですよ」(陸軍軍人)

「『職業軍人』なんていう言葉。これほどの侮辱はない。あれは、戦後のマスコミが勝手に作ったんだ。我々軍人は国に命を捧げているんだ。商売でやったんじゃない」(陸軍軍人)
                      
「死に場所がない今の日本の男性は、逆にかわいそうです」(ある軍人さんの奥様)

「人間は愚かなのかも知れません。
一世代たつと、親の苦労も忘れちゃうんです。 
だから、子供と言えど、次世代が怖い。  
若者は、戦争や兵器がカッコいいとか、そんな事を言い出しちゃうんです」(東京大空襲 経験者

「最近、オリンピックの報道で、金メダルを何個取れるかというのが、騒がれているでしょ。
しかし、特に柔道や剣道なんていうのは、『メダルを取る事』だけではなく『精神を磨く事』も目的にすべきだと思いますね」(ある軍人)