戦後の日本は、戦没者への「鎮魂」が済んでいない ☆ 横沢史穂

明治生まれの祖父が、陸軍の傷痍軍人でした。百万人の陸軍将兵が敵と戦う前に餓死・戦病死させられたあの戦争。その責任がある山本五十六達の敗戦責任を明確にする事こそ、全戦没者への「鎮魂」ですが、戦後日本は「鎮魂」が済んでいない。更に現代の「毒親」も追及します。

戦争経験者の方達のお言葉集 ⭐️ 戦前世代、魂の名言 ⑦

「今の若者が話している言葉は『日本語』。
 日本に来た外人が話す言葉も『日本語』。
 しかし我々世代が話す言葉は『國語』なんだよ」
                (ある軍人さん)


「美しい言葉は、五次元以上の高い精霊界とつながる。言葉は神に通じます。言葉の奥には神がいる。ですから言葉をいい加減に使うと、バチが当たりますよ」(戦中生まれの、ある思想家)

「昔の歌謡曲の歌詞は、それ自体が一遍の詩になっていた。
表現が豊かなんですよ。
最近の歌謡曲の歌詞が具体的で露骨な表現なのは、聞き手の理解力が低下しているからなのだと思います」(ある戦争経験者)

…色々とお話を聞いていて私は、ある事を想いつきました。
もしかしたら、日本語というのは、華麗に、正しく、丁寧に話せば、生命力が高まるのでは?という仮説です。

そう言えば、あるベストセラー作家の先生からも、聞いた事があります。

「スポーツ選手でも、職人でも、料理人でも、道具を大事にする人はその世界で成功します。
では、作家である私は何を大事にしていると思いますか? 
ペンでも紙でもありません。
作家として私が大事にしているのは、『日本語』であり『國語』です」