戦後の日本は、戦没者への「鎮魂」が済んでいない ☆ 横沢史穂

明治生まれの祖父が、陸軍の傷痍軍人でした。百万人の陸軍将兵が敵と戦う前に餓死・戦病死させられたあの戦争。その責任がある山本五十六達の敗戦責任を明確にする事こそ、全戦没者への「鎮魂」ですが、戦後日本は「鎮魂」が済んでいない。更に現代の「毒親」も追及します。

山本五十六達の「敗戦責任」を追及しなかったツケ

今の日本が、無責任社会となった遠因。
それは、「大東亜戦争の総括をしてないから」です。
「海軍はインド洋に行け。太平洋に深入りするな」
という国家の方針を無視し、南太平洋の奥地まで戦線を拡大。
 
南の島々に陸軍将兵を送り込み百万人を餓死させ、誰も責任取らない。
 
裁かれるべき指導者達が裁かれない  という事が
どれだけ国民道徳の腐敗を招き、国益を損ねるか
 
ミッドウェー海戦だって、山本五十六は軍令部の反対を下剋上的に押し切って強行。
10倍の戦力で出かけて行って、10倍の死者を出して完敗するとは、連合艦隊司令部は無能者の集まりか。‪
山本五十六の独断暴走は、海軍刑法に基づいて厳格に処罰されるべきだった。‬
 
山本五十六はミッドウェーの敗北を、「僕に責任がある」とは言ったが、「責任を取る」とは言っていない。
しかし、責任というのは「ある」なら「取る」ものです。
「取らない責任」に意味は無い。
戦後の国民も、「もう終わった事だからいいじゃないか」的に、山本五十六達 海軍の指導者層の責任を、一切追及しなかった。
 
しかしそのツケは、今になって社会の隅々に現れて来てると思います。