戦後の日本は、戦没者への「鎮魂」が済んでいない ☆ 横沢史穂

明治生まれの祖父が、陸軍の傷痍軍人でした。百万人の陸軍将兵が敵と戦う前に餓死・戦病死させられたあの戦争。その責任がある山本五十六達の敗戦責任を明確にする事こそ、全戦没者への「鎮魂」ですが、戦後日本は「鎮魂」が済んでいない。更に現代の「毒親」も追及します。

敵を味方にするのが日本精神

「敵を殲滅する」のは西洋人の発想
「敵を味方にする」のが日本精神 
 
西洋人はチェスの様に敵を殲滅するが、日本人は囲碁の様に、敵を味方にする。
 
西洋のボクシングや半島系の極真空手は、敵を倒す事が目的。
 
片や合気道は「自分を殺しに来た相手と友達になる」が骨子。
柔道も、自他共栄がモットー。
 
ちなみに、AがBを倒し、BがCを倒し、CをDが倒すといった形で、極大を目指して進む今の総合格闘技は、果てしなく続く無限闘争の世界。
 
アメリカで隆盛を極めるこの今の総合格闘技の世界観は完全に、弱肉強食の、植民地収奪の帝国主義的な世界観です。
 
片や「日本的な強さ」とは、社会の片隅で人知れず泣いている弱者の涙に寄り添う事。
 
つまり、極大ではなく極小を求める事。