横沢史穂のブログ

祖父が、ラバウルで負傷した陸軍の傷痍軍人でした。左右のイデオロギーに関係なく、戦争経験者の話を中心に編集したいと思っています。

「ソウル」ではなく「けいじょう」と発音すべき

1921年生まれ、2023年7月時点でご存命の奇跡の陸軍大尉 福重博 先生が、第20師団が拠点とした韓国の「京城を「ソウル」ではなく「けいじょう」と、当たり前に発音していました。

国風文化みたいで、カッコ良かったです。

考えてみたら「愛新覚羅 溥儀」も「アイシンギョロ プーイー」なんて発音する日本人はいません。

「あいしんかくら ふぎ」です。

だから「朴正煕」大統領も「パクチョンヒ」大統領ではなく「ぼくせいき」大統領と発音すべき。

私が子供の頃、1984年に来日した「全斗煥」大統領も「チョン ドゥファン」大統領ではなく、あの頃までは世の大人達は「ぜんとかん」大統領と、日本語読みで発音していた記憶があります。

日本人は、例えば1939年のアメリカ映画『Gone with the wind』も「ゴーン ウィズ ザ ウィンド」ではなく『風と共に去りぬ』と、名訳を考えついています。

古くは「economy」を「経済」とか、「the Bible」を「聖書」とした様に、日本人は外来文化を受容する際には、そのまま受け入れずに一回、国語仕様に転換するのだと思います。

「上海」を「じょうかい」と発音する必要はありませんが「京城」は歴とした大日本帝國の一部だったので、差別ではなくある種の親和性すら含んだ旧懐の念を込めて「けいじょう」でいいと思います。