2023-11-01から1ヶ月間の記事一覧
狂える魂デュオニソス、陶酔と激しさ 文学や芸術に必要なのは「狂」の精神。 三島由紀夫文学も明菜さんの曲も、まさにデュオニソスであり、陶酔と激しさ。 しかし、狂気性を帯びているからこそ、人の心を撃つ。 狂気性が飛翔して、通常人では到達し得ない宝…
歌手というのは、その曲に感情移入しているからか、その曲通りの人生を歩んでしまう人が多い様に思います。 『喝采』のちあきなおみなんて、あの曲通りの人生になってしまった。 そして明菜さんも、自身が予言した「宮崎つとむ事件」なんかがまさにそうです…
『少女A』とは「少女AKINA」を暗喩的•黙示的に示しているのでは? 58歳の今の明菜さんの心の中に、幼児の明菜、つまり「少女明菜」がいる。 「10歳の少女明菜」。 ご本人が自伝で述べていますが、父親不在の清瀬の貧しい家庭で充分な家庭愛と関心を得られず…
おニャン子クラブの曲は「青春賛歌」 モチーフは「放課後の青春」 おニャン子クラブ。 まさに一瞬で命が尽きる流星。 時代と時代の谷間に彗星の如く現れて、はかなく去っていった子猫達…。 このわずか、常時20人いるかいないかの半分素人の女の子達が、バブ…
星条旗の為なら死んでもいい これが第二次世界大戦当時の、日系二世を含む多くのアメリカ人の価値観。 凄く立派だと思います。 彼らは幼少期から、星条旗を前にして胸に手を当て、国家に忠誠を誓って育ったわけです。 星条旗にも、アメリカの歴史にも、幾多…
人間というのは、その人が思春期や青春時代に関心を持った物事や考え方が、その人のその後の人生の核となります。 この頃までに身に付いたものは、一生抜けません。 人格は、この頃に出来上がる。 大学において、ではない。 つまり、思春期や青春時代の物の…
80年代はともかく、2000年代以降の明菜さんの映像は、痛々しくて可哀想で、見られないです…。 ふとした瞬間に滲み出る、悲しげな表情…。 あの悲しそうな表情は、絶対に演技じゃない。 インナーチャイルドが悲しんでいる顔なのではないでしょうか。 他人様の…
ゴージャスに振る舞いながらも、ギリギリの所で「日本らしさ」を漂わせ、「日本女性的な一途さ」を根底に残していた明菜こそ、日本文化防衛の最後の旗手。 明菜さんは、人情がまだ辛うじて生きていた昭和の象徴。 その時代が終わって人情よりマネーが幅を利…
私がなぜ、明菜さんに大和撫子のマインドを感じるか? それはやはり明菜さんが、実父が家にいなくて家庭愛の寂しさの中で育った山口百恵さんに、自身を重ねて憧れていたからだと思います。 山口百恵さんは、横須賀の出身です。 彼女からは、港から吹き抜けて…
※①の続き Go for broke! この442連隊の合言葉「Go for broke」は「一か八か」「当たって砕けろ」と訳されますが、「その一発に全てを賭ける。負けたら死」という意味もあるそうです。 例に出すのもおこがましいですが、私も仕事で苦しい時、キツイ時、このG…
栄光の日系442 戦前•戦中のアメリカにおける日系人達の歩みを描いた山崎豊子 著『二つの祖国』を読みました。全4巻、重厚な小説でした。 「並外れて優秀」 マーシャル参謀総長(アメリカ陸軍のトップ)談 第二次世界大戦中、日系二世達で構成され(指揮官ク…