横沢史穂のブログ

祖父が、ラバウルで負傷した陸軍の傷痍軍人でした。左右のイデオロギーに関係なく、戦争経験者の話を中心に編集したいと思っています。

中森明菜さんの未来予知

歌手というのは、その曲に感情移入しているからか、その曲通りの人生を歩んでしまう人が多い様に思います。

喝采』のちあきなおみなんて、あの曲通りの人生になってしまった。 

そして明菜さんも、自身が予言した「宮崎つとむ事件」なんかがまさにそうですが(詳しくはネットで検索して下さい)、あの独特の感性で、未来を予知する能力がある人なんだ。と、私は思います。
 
『目を閉じて小旅行(イクスカーション)』や『ジプシー・クイーン』や『赤い鳥逃げた』とか、まさに未来予知の歌詞。
 
歌詞は作詞家が作っているわけですが、「作詞家がそういう詞を書く」というのも、無意識が引き寄せているか、明菜さんに触れる事でインスパイアされて感性が鋭敏になるのだと思います。
 
明菜さんは感性が物凄く鋭敏な人らしいですし。
 
研音のマネージャーいわく、10代の頃の明菜さんは喫茶店に入って、花瓶に活けてある枯れた花を見て「お花さん、かわいそう…」と泣いていたらしいのです。 
天才である彼女は、凡人の我々の理解を越えた特殊な感性が、異常に発達していたのだと思います。
 
全盛期の『十戒 (1984)』とか『ミ・アモーレ〔Meu amor é・・・〕』のあの鬼気迫るパフォーマンスなんて、完全にトランス状態のシャーマンです。
 
世界を制した女王様の様な風格と、小鳥の様にか弱いマインドの、両方が同居している。
完全に「向こう側の人間」です。