愛を直接的に表現しない奥ゆかしさ。
恋心を何かの事物に例える技法。
そして五七調の歌詞…。
抽象的な表現で、恋心を幻想的に描いたこの曲こそ、(勅撰ではないけど)千年の時を越えてよみがえった、現代の古今和歌集だと私は思っている。
なぜ戦前の日本人が、働いても働いても貧しかったのか。
それは軍備、特に海軍力に異常なお金を注いだから。
明治末から海軍は、ありもしない「アメリカとの戦争の危機」を喧伝し、「軍艦で国が沈む」と言われるほど国家予算を占有。
しかしこれは、国家の為ではなく、予算獲得の為の口実でした。