横沢史穂のブログ

祖父が、ラバウルで負傷した陸軍の傷痍軍人でした。左右のイデオロギーに関係なく、戦争経験者の話を中心に編集したいと思っています。

2023-06-06から1日間の記事一覧

日本の混迷の遠因は 文明開化以降の西洋崇拝主義にある

先祖とつながってこそ、日本人。 単なる生物学的な「ヒト」から「日本人」へ昇華する一つの大きな鍵は「先祖とつながる事」にあると思います。 そもそも我々の命は、数百年前の先祖からの延長線上にあるのであって、全体から隔離された単なる「個人」として…

海軍刑法に従って死刑に処すべきだった栗田健夫 海軍中将

海軍刑法に従って死刑に処すべき、1944年10月25日のレイテ沖海戦での栗田中将の敵前逃亡について…。 既に10月21日深夜に、敵輸送船団は陸軍部隊をレイテ島に上陸させていたので、仮に栗田が25日に突入しても、従来言われてきた様に、 「戦艦大和の主砲が火を…

右翼と左翼は 同じコインの裏表 ① 〜反対物は一致する〜

映画『眠れぬ森の美女』の魔女マレフィセントは、最初から悪なのではなく、信じ切っていた人に裏切られて、悪になりました。 夫婦でも国家でも、愛の裏切りは回復出来ない傷を、相手に与えます。 だから「日本が憎い」という事は「同じエネルギーで愛してい…

いま目の前の一期一会に全てを懸けるのが 日本人の人生観

これは、ある神道の先生から学んだ人生観なのですが…。 人間なんて、いつ死ぬかわからない。私だって、明日、交通事故で死ぬかも知れない。或いは、いま目の前で私と話している友人が、あさって自然災害で死ぬかも知れない。 だからこそ、 「いま会っている…

出発点からボタンを掛け違えている戦後社会

物事には「point of no return」というのがあります。「ポイント•オブ•ノーリターン」ですね。 「これを超えたら、もう後戻り出来ない」という一線です。 私、日本はこの一線はもう過ぎたのではないか、と思う時があります。 「今ここで頑張れば、まだ間に合…