横沢史穂のブログ

祖父が、ラバウルで負傷した陸軍の傷痍軍人でした。左右のイデオロギーに関係なく、戦争経験者の話を中心に編集したいと思っています。

2023-06-26から1日間の記事一覧

大日本帝国を滅ぼした山本五十六 11

百戦錬磨のドイツ軍は、圧倒的に数が多いソ連軍を、少ない人数でも撃破し続けた。 ドイツ軍を指揮したマンシュタイン元帥もグーデリアン上級大将も「勝てる戦争だった」と言っている。 「ヒトラーがメチャクチャな命令をするから負けた」との事だが、ちょっ…

今こせ、伝えねば…旧軍人インタビュー⭐️満蒙開拓青少年義勇軍

今村真 先生 1924年(大正13年)生まれ。満蒙開拓青少年義勇軍 陸軍憲兵 関東軍憲兵司令部 1939年(昭和14年)4月、満蒙開拓青少年義勇軍に入る。 1942年秋、開拓地に入ります。 1944年(昭和19年)3月、志願して満州・孫呉の第一師団野砲兵第一連隊に入隊。…

今こそ、伝えねば…旧軍人インタビュー⭐️日本の指令の根幹通信を担う

瀬戸山 定 先生 1926年(大正15年)生まれ。 陸軍少年飛行兵(14期生) 航空総軍 司令部通信班 陸軍伍長 1942年(昭和17年)4月、陸軍少年飛行兵を志願して東京陸軍航空学校に入学するも、通信への適性が高いという事で、通信兵となる。 瀬戸山先生のお話 昭…

今こそ、伝えねば…旧軍人インタビュー⭐️中国本土での戦争の凄まじい実相

藤原重人 先生 1924年(大正13年)生まれ1944年(昭和19年)9月 東部63部隊に現役兵として入営。 藤原先生のお話 翌1945年2月〜7月まで、九江から長沙、楽昌と3000キロを行軍して、戦友がたくさん死にました。 日本の兵隊は農民から徴発(略奪)しました。 …

今こそ、伝えねば…旧軍人インタビュー⭐️操縦席に閉じ込められたまま、海中に没していくゼロ戦…

大石治 先生 1926年生まれ。海軍上飛曹。 ゼロ戦パイロット。第303飛行隊所属。 1945年5月、鹿児島上空でグラマンF6Fと空中戦を行い、一機を撃墜した直後、大石先生自身は撃墜されて海面に墜落しました。 風防は開かず、操縦席に閉じ込められたまま、海中に…

海軍上層部の大罪 17

「まずはインド洋を制圧しろ」という日本国家が定めた本来の基本戦略においては、全くやる必要がないのに山本五十六が引き起こしたガダルカナルの戦いは、対米勝利が目的なのではなく、日本陸軍を殲滅する事が目的だったとしか思えない。実際にそうなった。 …