横沢史穂のブログ

祖父が、ラバウルで負傷した陸軍の傷痍軍人でした。左右のイデオロギーに関係なく、戦争経験者の話を中心に編集したいと思っています。

生命以上のものを守るのが軍隊 ①

軍隊の目的は「生命以上のモノを守る事」にあります。

しかし歴代総理は自衛隊の観閲式で「国民の生命財産を守る自衛隊と言っています。

忠誠の対象が、生命財産という即物的なものになると、宝石屋さんで高価なダイヤを守っているガードマンと同じです。

かつて私自身が、誇りをもってガードマンをしていましたし、立派な仕事だと思っています。

ただそれは、金銭の対価として労働力を提供していたわけで、軍隊とは違います。

生命尊重が第一なら、婦人自衛官が捕虜になった時に敵軍に「慰安婦になれば命は助けてやる」と言われたら、どうするのでしょうか?