軍隊の目的は「生命以上のモノを守る事」にあります。
しかし歴代総理は自衛隊の観閲式で「国民の生命財産を守る自衛隊」と言っています。
忠誠の対象が、生命財産という即物的なものになると、宝石屋さんで高価なダイヤを守っているガードマンと同じです。
かつて私自身が、誇りをもってガードマンをしていましたし、立派な仕事だと思っています。
ただそれは、金銭の対価として労働力を提供していたわけで、軍隊とは違います。
生命尊重が第一なら、婦人自衛官が捕虜になった時に敵軍に「慰安婦になれば命は助けてやる」と言われたら、どうするのでしょうか?