横沢史穂のブログ

祖父が、ラバウルで負傷した陸軍の傷痍軍人でした。左右のイデオロギーに関係なく、戦争経験者の話を中心に編集したいと思っています。

2023-06-15から1日間の記事一覧

三島由紀夫 先生の言葉 ③ 精神の戦いこそ全て

「我々が侵略に対応するのは、兵器によってではなく、魂によってだ。 武士の魂や日本刀の魂が無ければ、いかなる兵器も張り子の虎だ」 …つまり、精神の戦いこそ全て。 精神の戦いすら止めた時に、国は滅びる。 精神侵略に対抗する武器。 悪魔に対抗する武器…

「この国」等という冷笑的な表現はダメ

「この国」という言葉には、洋行帰りと言うか、明治期に西洋に留学して圧倒された西洋かぶれが軸足を西洋に置きながら「極東の野蛮国」日本を見下しながら指さして「this country」と言っている様な、そんなニュアンスを感じます。 完全な「上から目線」「祖…

「絶縁」について

「絶縁」と言ったら「記憶の中からも消す」「後ろを振り向かない」という事です。 人間関係は「怒り」の関係なら修復可能ですが「恨み」や「憎しみ」になったら修復不可能だと言われますね。 相手に対して絶縁、つまり「未来永劫、縁を切る」という「NO」を…

古代ギリシャ神話の神々と 八百万の神々との結合

私は最近のオリンピックがあまり好きではなかった。 今のオリンピックは、大企業が大資本を投下する一大ビジネスマーケットです オリンピックという巨大な利権に企業も人も群がり、政治家はこれを政治利用する。 それによって、せっかくのスポーツマンシップ…

戦没者への「慰霊」だけではなく「鎮魂」を

大東亜戦争指導者の「敗戦責任」の追求 勝つチャンスが何度もあった大東亜戦争。 それを大敗にしたのは、軍上層部(特に海軍)の官僚的無能無策や利敵行為っぷりによる日本側の墓穴掘りが原因です。 大東亜戦争は、指導者達のオウンゴール(自殺点)の連打によっ…

愛の成功 ☆ 早稲田大学 名誉教授 加藤諦三 先生のお言葉

「学歴は人を救わないが、学問は人を救う。 今の人は利益を得る為に必要な事を学ぶが、愛の成功の為には何も学ばない。 これが、学問をしていないという事である」 早稲田大学 名誉教授 加藤諦三 先生

朝日新聞についてひとつ疑問

朝日新聞は、 「従軍慰安婦だった韓国のお婆ちゃん達がかわいそう」 と言って「加害者」たる戦前の日本を糾弾します。 しかし、原爆を投下したアメリカや、100万人の日本人をシベリアに強制連行して40万人を死なせた旧ソ連を、なぜ糾弾しないのでしょう? 今…

青春とは 桜の様に儚いもの

桜というのは、その美しさが絶頂を迎える満開のピーク時に、その真裏に、間もなく散っていく「終焉」を宿している。 青春も、桜の様に儚いもの。煙の様に儚い。 積もった純白の雪もやがて黒ずんでいくという事をまだ知らず、現実社会の苦味も知らずに甘い理…

生命以上のものを守るのが軍隊 ③

自衛隊の観閲式で、総理が自衛官達に述べた訓示が出ています。 蜜の様に甘い賛辞が並べられています。 元々軍隊は、男性原理が色濃い性質の組織です。 その中で「国民の生命と平和な暮らしを、断固として守り抜く」等という、いかにも現代社会でウケそうな、…

海軍上層部の大罪 11

前に『海軍の戦争犯罪 誰が航空特攻を指導したか』という面白いサイトがありました。 海軍上層部の「非人間性」を指摘しています。軍令部第一部長の中澤佑 海軍少将ともあろうお方が「特攻隊なんて知らなかった。あれは大西中将がやった事」は無いでしょう。…

「80年代」というくくりは間違い

昭和50年代こそ、日本らしさが残っていた最後の時代 「80年代」というくくりは間違えてます。 当時は西暦でくくっていなかった。 あくまで「昭和50年代」です。 つまり1975年から1984年までです。 戦後40年経った1985年(昭和60年)からは、日本社会がガラリと…

沖縄には「戦前の日本」がまだ息づいている

沖縄には、もはや戦後の日本が失った素晴らしいものが、まだたくさん残っています。 かの地では、大東亜戦争はまだ生きています。牛島中将が自決した6月23日には毎年、老いも若きも関係なく、県民を挙げて喪に服します。 若者向けのラジオ番組でも一日中「戦…

旧軍や自衛隊の「最新兵器」を生み出した根源

今、コンビニでも、自衛隊の「兵器本」が百花繚乱です。 いわく「最強の自衛隊」「中国軍と戦えば、圧勝」等々…。 そういう本は「兵器マニア」向けの本なんだと思いますが、自衛隊の戦車にせよ、ジェット戦闘機にせよ、イージス艦にせよ、全て西洋人が発明し…

三島由紀夫 先生の言葉 ② 大和と武蔵

三島由紀夫 先生は、 「愛国心という言葉が嫌いだ」 と言いました。 その意味は…。 「愛国心」という言葉には、何か上から与えられた官製の匂いがする。 また、アメリカみたいに人工的に「外に向かって」作られた国なら、愛の対象を客観視した「この国を愛す…

沖縄には歴史が今も息づいている…

沖縄は、今でも太陰暦を使っています。 明治開国と共に廃止になった江戸時代の太陰暦を、今でも公的な場でも使うのです。 また「あの山の裏に防空壕が今もあるよ」とか「陸軍病院の壕が今もあるよ」とかを、戦争経験のお婆ちゃんが若い子に話したりします。 …

マルクス思想は多くの日本人に浸透している

何年か前、新宿の東京女子医大の建物(戦前に建てられた建物)が、全て壊されました。 戦後の日本人はなぜ、利便性のみを求めて、歴史的建造物を壊すのでしょうか。 古い物は、二度と作れないのに…。 明治時代の鹿鳴館がその源流かと思いますが歴史的建造物の…

笑顔の伝道師 ⭐️ 石川ひとみさん ①

古いですが、2015年の読売新聞夕刊の記事です。 昭和56年にヒットした『まちぶせ』の石川ひとみさんの記事ですが…。 私、昭和テイストがプンプン漂う石川ひとみさんの大ファンなんです。 ひとみさんはかつて、大病を患いました。 しかし…。 見て下さい。彼女…

大正デモクラシーを親とする異腹の兄弟

あくまでも私の仮説ですが、阿川弘之的な海軍善玉史観(山本五十六英雄論)と、左翼的な反日自虐史観。 これも、自民党と共産党の関係に似て、実は異腹の兄弟なのではないでしょうか。 前者はアメリカ崇拝。後者はソ連崇拝で、両者は共に大正デモクラシーの末…

海軍上層部の大罪 ⑩

陸軍が「非人道的である」として参加を断っていた、市民がいる中国の都市への継続的な爆撃。 井上成美 海軍中将が指揮したこの『百一号作戦』は、「日本=ジェノサイド国家」の印象を、アメリカに与えてしまった。 数年後、B29が日本の都市を無差別爆撃する…

明治以降の学校教育システム ☆ 高級官僚の育成

(戦後教育を含め)明治以降の日本の学校教育システムは、表向きは「西洋の文物の摂取」に置かれていますが、根底にあるのは高級官僚育成の為の儒教的な科挙システムなのではないでしょうか? 儒教自体が「国家を支配する官僚育成の為の教え」。 その説く所は…

敗戦責任の追及こそ 興国の大業 ⑤

海軍上層部の敗戦責任を追及しない方が、戦没者に対して失礼 真の愛国者の言葉は、いかなる国においても、ただひたすら苦く、甘さ等は無縁です。 逆に言うと、甘言ばかりの雑文が、日本国への憎悪なしに可能だろうか。 日本海軍を、頭からただ盲目的に礼賛す…