(戦後教育を含め)明治以降の日本の学校教育システムは、表向きは「西洋の文物の摂取」に置かれていますが、根底にあるのは高級官僚育成の為の儒教的な科挙システムなのではないでしょうか?
儒教自体が「国家を支配する官僚育成の為の教え」。
その説く所は、民衆支配と支配秩序維持、そして高級官僚優先の発想です。
「国家愛」はあっても「民衆愛」はない。
だから上の人間達は、平気で隠蔽工作もするのだと思います。
ですから、もはや時代遅れで制度疲労を起こしているこの科挙システムを維持してる限り「国民が主役の政治」なんて無理だと思います。
今の(と言うより明治以降の)日本の学校教育システムは、そもそもが高級官僚優先の社会の仕組みを補強して、彼らが自分達の既得権益を死守していく為の基礎的な枠組みなのですから。
その科挙システムを維持している 限り「一部の特権階級」と「その他大勢」に二分化されるのは当然。
海軍なんか、まさにその例。
いや、海軍に限らず、今の日本社会そのものがまさにそう。
エリート官僚は、例えばヤンキー上がりの建築職人なんかを、同じ日本の仲間と思っていない傾向があると思う。
とにかく「国を滅ぼしているのは、左翼よりも官僚」というのが、私の持論です。