海軍上層部の敗戦責任を追及しない方が、戦没者に対して失礼
真の愛国者の言葉は、いかなる国においても、ただひたすら苦く、甘さ等は無縁です。
逆に言うと、甘言ばかりの雑文が、日本国への憎悪なしに可能だろうか。
日本海軍を、頭からただ盲目的に礼賛するだけの文章が、果たして真の愛国者の文章なのか。
今の日本に必要なのは、祖国を賛美するだけの、蜜の様に甘い言葉ではなく「毒」です。
しかし「毒」こそ薬になります。
「上層部が敗戦の責任を取らない国家」が国民に求める犠牲なんて、こちらは応じる必要がない
水は低きに流れます。
魚は頭から腐ります。
海軍が考えた特攻もそうですが、一般兵士の犠牲において、上層部のメンツを守ろうとしているのは明白です。
この「海軍上層部の敗戦責任」のごまかし・隠蔽は、当然の帰結として、一般国民の愛国心の希薄化を招き、日本人の倫理道徳を腐敗させる。
本来は、官僚とか政治家とか軍人といった、国民の範とならねばならない者達の責任隠蔽体質は、厳しく糾弾されなければならない。
しかし上がこうなら、一般国民が「国の為になんか、カスリ傷ひとつ負いたくない」と思ったとしても、誰がそれを非難出来るでしょうか。