横沢史穂のブログ

祖父が、ラバウルで負傷した陸軍の傷痍軍人でした。左右のイデオロギーに関係なく、戦争経験者の話を中心に編集したいと思っています。

大日本帝国を滅ぼした山本五十六 10

餓死させられた百万人の陸軍軍人に想いを致さない残虐非道な「山本五十六 英雄論」者

大のドイツ嫌いの山本五十六は、日本とドイツを利する事になる「インド洋制圧」という日本国家の方針に、独断で背きました。

そして、これまた独断で南太平洋に勝手に戦線を拡大して陸軍将兵への出兵を要請。

それにより陸軍将兵が派遣されるも、二階に上げてハシゴを外して武器弾薬や食料を送らず、取り残された百万人の陸軍将兵は結果的に餓死・戦病死。

この山本五十六に避難の声を上げない人間は、その人間も売国奴だと私は思う。

自国の陸軍をヘイトし、自国の陸軍の大量死をドラや太鼓で大喜びする売国奴

同胞の惨劇に涙しない、同胞の惨劇を嘲笑う冷血漢。

だと私は思います。

マスメディアで「愛国演技」「保守偽装」をしていたソ連のスパイ・尾崎秀実と、重なって見えてしまう。

とにかく、山本五十六がやった事は、軍人が尊守すべき「国家への忠誠義務」違反です。努力義務違反です。

山本五十六を無条件に礼賛する事は、大東亜戦争の真犯人の隠蔽につながると、自戒すべきです。

敗戦責任がある指導者と、一般の兵士と、一緒でいいハズがありません。

日本国に絶大な損害を与えたミッドウェー海戦を見てもわかります。

部下将兵が命懸けの戦いに出撃する時、山本五十六は、呉に愛人を呼び寄せて内緒の不倫お泊まりデートを数日重ねています。

戦勝への努力義務違反です。

「怠慢」「硬直した官僚人事」「責任回避」「隠蔽体質」という観念が物象化したのが、このミッドウェー海戦です。

山本五十六だけでなく、現場の責任者・南雲もそうですが、海軍の上層部は「責任を回避した」と言うより、責任という観念をそもそも欠いているように見えます。