本来は糾弾されるべき人間が糾弾されないという事が、どれだけ国家の道徳を破壊し、害悪を撒き散らすか。
敵の勢力圏下であるミッドウェーまでわざわざ出向いて自国の海軍主力を全滅させ、国家の方針に背き勝手に南太平洋の島々に戦域を拡大して、結果として百万人の陸軍将兵の餓死・戦病死への道を開き、国家に大損害を与えて遂には国家を滅ぼした天下一の売国奴・山本五十六。
あえて逆説的に言います。
日本国家は、山本五十六を無罪放免にしてその罪を一切糾弾して来なかったのだから、いま現在、国内にいる全ての犯罪者を免責し、全ての容疑者を不起訴にしなければならない。
日本国家には、彼らを糾弾する権利はないし、訴追する権利もなく、裁く権利もない。
結果的に山本五十六は、国家に対する「国民の基本的信頼」をも毀損しました。