「山本五十六英雄論」を説く人間は、250万人の戦没者を冒涜している
世界一立派な兵隊が、世界一無責任かつデタラメな指導者に率いられた悲劇。
大東亜戦争における陸海軍将兵の悲劇の構図は、この一語に尽きる。
中国大陸は陸軍の担当地域。
中国大陸で陸軍は中国軍と50何回か戦って、確か1回か2回の負け以外、ほとんど全て勝利。
一方、太平洋方面を担当していた海軍からの要請により、中国大陸にいた陸軍の精鋭部隊は根こそぎ南太平洋方面の島々に駆り出され、20〜30万人の将兵が戦わずして輸送船ごと水没。そして100万人が餓死・戦病死…。
山本五十六以下、海軍上層部はこの責任を誰一人取っていない。
慟哭なしにはつづれない。無念の余り、悶死しそうになります。文章を書く手が鈍ります。
…売国奴しか地位を得られない戦後の日本政府は当然ながら、最大の敗戦責任者たる山本五十六を全く糾弾していません。
これでは「我が子を戦場に送るな」という旧社会党・共産党の主張に理がある。
また、送ってはいけない。そんな国なら。