横沢史穂のブログ

祖父が、ラバウルで負傷した陸軍の傷痍軍人でした。左右のイデオロギーに関係なく、戦争経験者の話を中心に編集したいと思っています。

「戦後の日本が平和国家だ」なんて、大ウソ

戦後の日本は出発点から、ウソにウソを重ねて、ごまかしにごまかしを重ねて、問題の先送りを何十年も繰り返してここまで来ました。   そのシワ寄せがいま来ているのです。

ですから「出口がない」と言われる今の不況も、対処療法では無理だと思います。

だいたい「日本が平和国家」なんていう事自体が、大ウソ。

自民党も旧社会党共産党も無言の連携プレーで裏で手をつなぎ、国民にウソをつき続けたわけです。

朝鮮戦争ベトナム戦争で、米軍の前線基地・兵站基地として、死の商人的に稼ぎました。

別に朝鮮人の肩を持つわけでもないですが、あらゆる物事は、逆からも見なければいけない。

「朝鮮特需」という4文字の向こうでは、民度が低かろうが何だろうが「数年前までの大日本帝国の仲間」である朝鮮の女子供が何百万人も死んでくれているわけです。

そもそも朝鮮戦争朝鮮人同士の殺し合いなんだから、本人達が勝手にやればいいんであって、他国が介入する問題ではありません。

ちなみに「戦後レジーム」とは「朝鮮戦争ジーム」の事。

米軍の前線基地として米軍の極東戦略を担う限りにおいて、守ってもらえる。

また、戦後最長と言われる「いざなぎ景気」は「ベトナム特需」。

ベトコンの軍服なんて日本陸軍そのものだし、戦い方は硫黄島の戦い方です。

彼らは、日本陸軍よろしく、西洋の軍事学ではなく「兵法」で戦っています。

結局「いざなぎ景気」も、数百万人のアジアの同胞の血の犠牲が、一定の土台となっている。

またこの30年間、米軍は中東に爆弾の雨を降らせましたがその多くが、日本を兵站基地として出撃しています。

そしてその日本自身は、世界最強の米軍の核の傘に常に守られている。

在日米軍がいる限り、朝鮮もロシアも中国も攻めて来られません。

そもそもアメリカは戦争経済で成り立ちます。彼らにとって戦争は、公共事業みたいなもの。

そのアメリカから経済的な恩恵を受けて、なおかつアメリカを経済的に支えて来たのが日本です。

アメリカの代紋に守られている企業舎弟みたいなものです。

これのどこが「平和国家」だ。

世界第2位の死の商人国家では?

「日本が平和国家なんて大ウソ」だという事は、自民党も旧社会党共産党も、本当はわかっていたハズです。