横沢史穂のブログ

祖父が、ラバウルで負傷した陸軍の傷痍軍人でした。左右のイデオロギーに関係なく、戦争経験者の話を中心に編集したいと思っています。

今こそ、伝えねば…旧軍人インタビュー ⭐️ B29への体当たり部隊 ①

竹田五郎 閣下  陸軍大尉 『飛燕』パイロット

第12代 自衛隊 統合幕僚会議議長。

1921年10月生まれ

2020年2月逝去 享年98歳

亡くなられて3年半経った今でも、竹田閣下について書く時は、厳粛な気持ちになる。

生半可な覚悟では書けないからです。

竹田閣下との思い出を想起すると、今でも身が震える思いです。

最初の出会いは、1992年。

当時、大学1年生だった私は『三島由紀夫研究会』に在籍していたのですが、その時にいつも講師でいらしていたのが、竹田閣下でした。

竹田閣下と出会えた事は、一生の宝です。

私は竹田閣下を一生忘れません。

竹田閣下は戦時中、禁闕守護の任にあたる「空の近衛兵」と言われた、B29への体当たり部隊である陸軍 飛行第244戦隊 第2中隊長を務めます。

東京上空を守る為、装備から人員から何から、最良のものが集められた最精鋭戦隊です。

戦後は、創成期の航空自衛隊に入られます。

晩年は好々爺になられた閣下ですが、かつては陛下の股肱たる鬼大尉として、また戦後は30万自衛官 制服組の最頂点である統幕議長として、万軍を率いて国家鎮護の任に就いていた世界に冠たる猛将であり、万世に燦たるその赫々たる武勲は日本史上に燦然と輝く栄光の金字塔です。

竹田閣下のお話

米国は同盟国です。
不幸にして戦う事になった米軍に、恨みはありません。
むしろ、尊敬しています。
お互い、国の為に命をかけて戦ったわけですし。
軍人というのは、敵味方を超えて、尊敬すべき対象です。 

※②に続く(下写真の右は私、左が閣下です)