横沢史穂のブログ

祖父が、ラバウルで負傷した陸軍の傷痍軍人でした。左右のイデオロギーに関係なく、戦争経験者の話を中心に編集したいと思っています。

戦後の若者が 国に尽くせない理由 ②

まともに戦わせてもらえずに餓死・戦病死させられた百万人の将兵の無念

大東亜戦争では、後述しますが、精神力世界最強とも言える日本陸軍は南太平洋の島々で、最低限の武器や食料すら海軍から送ってもらえずに、もともに戦えない状況で精鋭百万人が餓死・戦病死。

その責任は、誰一人として取っていない。

全く追及されて来なかったのが戦後日本。

元々、亡くなったこの百万人の将兵は、日本最良の人達です。

しかし、上層部は隠蔽や利敵行為を繰り返してこれらの罪が問われず、(陸海軍問わず)最前線で戦った将兵はその命懸けの忠誠が戦後では全く評価されず、挙げ句の果てには侵略者呼ばわり。

戦後80年近く経っても、約百万体のご遺体はほとんど放置されたまま。

これではもう誰も「国の為に戦おう」と思いません。

また、戦ってはいけない。そんな国なら。

国に尽くしたくても、尽くせない

戦後の若者は、国の為に命を懸けて戦っても、その後にどういう扱いを受けるのか。

その経路を若者は知っているわけです。

上層部が利敵行為なら、

戦場で味方に殺される軍隊なら、

「我が子を戦場に送るな」に理がある

「自分の国は、自分で守るべき」と言う意見がありますが、上層部が利敵行為をしないなら、又は隠蔽工作もしないなら、そして何より今の日本が「本当の独立国」なら、これは当てはまります。

しかしバカな指導者や裏切り者の指導者を上にいただいた時、下にどれだけ迷惑かかるか。

迷惑どころの騒ぎではない。もはや害悪であり、トップの無能は万死に値します。

上層部が自己保身や隠蔽に走る組織に

未来は無い

まして勝てるチャンスがあった大東亜戦争は、山本五十六の国家反逆行為により、その結果、精鋭百万人の陸軍将兵が、まともに戦う前に餓死・戦病死されられた戦争です。

旧幕府側の末裔である山本五十六は、意図的に武器や食料を送らず、長州藩が作った日本陸軍を壊滅させ、戊辰戦争の復讐をしたのではないか、その死を愉悦したのではないのか。

上層部に隠蔽体質があると、国民全体に「国防精神の溶解」が起こる

譲り合うかの様に己の責任だけは回避し、最もごまかしをうまくやった人間こそが出世する。

これほどごまかしを考えている仕事あるのか」というのが官僚組織です。

人の目につかない所ほど、汚れがたまります。しかし、トップの悪こそ糾弾すべきです。

あの戦争で亡くなった方達の為の戦い

海軍上層部の敗戦責任。これに向き合わない限り、大東亜戦争は終わらない。

私が展開している敗戦責任の追及は、まともに戦える事なく、海軍上層部の裏切り・不作為で亡くなっていかれた数百万人の方々の為の戦いです。

その為には、既存の保守と左翼を同時に否定するくらいでないと、新しいものは生まれないと思っています。

逆説的ですが、対決を恐れて主張しない事が最も平和を失う道ですから、ここは遠慮なく掘り下げるつもりです。