横沢史穂のブログ

祖父が、ラバウルで負傷した陸軍の傷痍軍人でした。左右のイデオロギーに関係なく、戦争経験者の話を中心に編集したいと思っています。

「自分なりの正義感」を押し付けてはいけない ①

ニーチェいわく、「正義感の根底は復讐心である」。
 
つまり「自分なりの正義感」を掲げて異論者を糾弾する人間というのは、根底に復讐心や劣等感やトラウマがあるのだと思います。 
 
他者を排撃する事が正義ではありません。本当の正義とは愛の実践であって、「人を許す心」が不可欠です。
他の為に生きる「義」なる愛こそ、日本人の遺伝子。
相手を受け入れるのが、和の心であり、大和心とは、攻撃ではなく「和する心」「優しき心」です。
ですから、左右を問わず、男女を問わず、「自分なりの正義感」を押し付ける人には、「心の闇」がある気がします。
ゆがんだ生い立ち、劣等感、何かの喪失感、お金持ちに対する恨み、妬み、疎外感、自分の未来への絶望感…。

特に男のジェラシーは「正義」の仮面を被るから、たちが悪い。 

だが、その「正義」には不純物が混じっている。
という気がします。
とにかく、「自分なりの正義感」を押し付けて反対意見者を裁くのは、その人の幼児性であり、エゴです。
 
自分と違う価値観の人間に寛容になれないのも、自分自身が満たされていないから。 
欲求不満や憎しみが、正義の仮面をかぶっているだけ。
 
そして、夫婦関係もそうでしょうが、あらゆる人間関係を壊すのは「未熟さ」であり「自我・我欲」です。