鹿児島には、こういう話があるそうです。
鹿児島には「良か男はおらん」と。
なぜなら良か男は、明治の御一新、戊辰の役、西南の役でみな死んでしもたから。
少しは生き残っていたが、日清、日露で死んだ。
それでも生き残ったのがいたが、今度のいくさ(大東亜戦争)でみんな死んだ。
結果、良か男はおらん。
と…。
この一番最後の部分は、私の持論があります。
陸海軍問わず、本当に立派な将兵は、山本五十六みたいなのがみんな最前線に送り込んで、百万人単位で死なせてしまった。
わずかに生き残った立派な日本人は、A級B級C級の戦犯として千人以上が処刑されてしまった。
シベリアにも100万人が連れて行かれて40万人以上が亡くなった。
それでもわずかに残った「立派な日本人」は、公職追放で社会の表面からパージされてしまった。
旧軍人は将官・佐官級の人間でも、昭和40年位まで行商をして糊口をしのいでいたらしいですし。
結果、戦後に社会の表面に出て来たのは、戦時中に敵と内通していた疑惑が持たれる人間か、戦後にGHQに魂を売った人間か、戦争中逃げ回っていた人間か、実戦を経験していないインテリ達です。
敗戦利得者ですね。
阿川弘之、司馬遼太郎 両氏なんていうのは、一番最後のタイプに分類されると思います。
そして彼らが戦後に、一斉に真逆のウソを言い出したのです。
「日本は侵略国家で悪い国。特に悪いのは陸軍」
「海軍は戦争に反対だった」
「中でも山本五十六は理性派だった」
これらは全部、真反対ですから。
日本陸軍ほど凄い軍隊なんてないですし、逆に海軍の山本五十六こそ大罪人・最大の敗戦責任者です。
だいたい「陸軍悪玉・海軍善玉論」「山本五十六 英雄論」ほど、日本の国益を損ねるものはありません。
その国家毀損度は、通常の「左翼思想」の比ではない。
と言うより「陸軍悪玉・海軍善玉論」「山本五十六 英雄論」こそ、強烈な「反日・左翼思想」です。