横沢史穂のブログ

祖父が、ラバウルで負傷した陸軍の傷痍軍人でした。左右のイデオロギーに関係なく、戦争経験者の話を中心に編集したいと思っています。

今の教育は「自由」や「権利」を履き違えている ②

戦時中は、今の様な「個人の自由」なんか全くなかった。人権は抑圧されていた。

だから戦後の行き過ぎた、しかも曲解された自由主義教育は、間違いなく戦前の反動だと思います。

真反対にひっくり返ったのです。

戦時中は「一死報国」と言って特攻玉砕までするかと思ったら、戦後は「個人の自由」の極大化。

余裕の無さがそうさせるのか、日本人は極端なのだと思います。一方の方向に偏ってしまう。

義務と権利のバランスが取れていない。

即ち「健全な自我」が確立されていない、という可能性がある。

逆に大東亜戦争時のアメリカは、(あくまでも表面的なものだけ見た私の主観ですが)権利と義務のバランスが取れている様な気がします。

その部分では、悔しいけど彼らは「自我」が確立された成熟したマインドだったのでしょうか。

となると、(これを言うのは憚られますが…)大東亜戦争はやはり、負けるべくして負けたのかも知れない。

とにかく、先祖から我々の人生は「自分個人の幸せの為」にあるのではなく、その目的は「未来の子孫達の幸せの為」。

そして未来の子孫達も、そのまた子孫達に同じ事をすればいい。そうやって命はつむがれていくのです。

我々の命は、先祖からの相続の結果。相続には義務が伴います。

我々の代で「私の人生は私の自由だ」と、その流れを断絶させる権利はありません。

つまり、今の学校で教えている自由主義というのは、単に利己心を拡大させているだけ、だと思います。