私の中学時代、30年以上前に教わっていた事を、大人のいま振り返ると…。
とんでもない内容でした。
そもそも人間の欲望にはきりがない。
その欲望を自制するのが、倫理道徳です。
しかし、学校では思春期の若者に、義務や倫理道徳の前に「自由」や「権利」ばかり教えて…。
なぜ思春期の子供に、欲望を全開にする事を先に教えるのか。
そんなにまでして若者を、目が釣り上がった「欲望追及の修羅道」に落としたいのか。
35年前から、恐らくその更に35年前から、日本の学校教育では、ルソー的な自由や人権は教えて来たのだと思いますが、どこにも「日本」はない。
生後9日で母が死んだルソーは母親の愛情を知らずに育ち、10歳で父や兄と生き別れてからは孤児同然となり、貧困の中で不良生活を続けました。
大きくなってからも、彼は正式な結婚をしないで、つまり家庭を持たない形で女中に子供を5人も生ませ、全員を孤児院に送り込んだ。
こんな彼が説く思想が、まともな思想でしょうか。
こんな彼の思想を積極的に教える戦後の学校教育は、何か他の別の意図があるとしか思えない。