横沢史穂のブログ

祖父が、ラバウルで負傷した陸軍の傷痍軍人でした。左右のイデオロギーに関係なく、戦争経験者の話を中心に編集したいと思っています。

今の日本は、西洋の思想的植民地

日本人は明治の文明開化で、自ら刀や着物を捨てました。

明治以降、日本の土俗性を「遅れている」「野蛮」と見下し、西洋に憧れてその上っ面の真似をする事を進歩の証と考えるのが、文明開化以降の思想です。

鹿鳴館などというのは、まさに西洋崇拝の象徴。

昔からの伝統や道徳=悪。   

個人が自由に振る舞う事=進歩的でカッコいい。  

これはジョン・スチュアート・ミルの思想の曲解です。

この考え方は、現在まで続いています。

むしろ、明治の文明開化以降の西洋崇拝主義は、戦後においてこそブーストがかかる。

そして、主に学校教育、特に大学等の高等教育を通じて西洋的に改造された日本人は、日本人として深化して純化するどころか、逆に日本的・武士道的なものを破壊する先兵になり、我が国の倫理道徳の絶滅を最終目標として行動する様になる。

結果として「日本人である事を自己嫌悪する日本人」が大量に生まれる事になります。