横沢史穂のブログ

祖父が、ラバウルで負傷した陸軍の傷痍軍人でした。左右のイデオロギーに関係なく、戦争経験者の話を中心に編集したいと思っています。

「自分なりの正義感」を押しつけてはいけない ③

他人を「自分の価値観の枠の中」に
ハメ込もうとしても無理
 
政治思想でも歴史観でも、
「自分の価値観の枠の中」に入る人は愛する。
入らなければ愛さない。  
これは愛ではなく、エゴです。
そもそも、自分の都合のいい様に相手を変えようとしても、無理なんです。 
相手には相手の価値観や生き方があるんです。  
 
だから、相手が「自分の価値観の枠の中」に入ろうが入るまいが、欠点があろうがなかろうが、ありのままのその人を受け入れる事。  
それが愛だと思います。
だいたい、
「相手の価値観を糾弾する・裁く」
と言う時点で、
「俺は相手より上だ」
と無意識に思っている「傲慢さ」があるんです。
これは、左右を問わず、政治活動や思想運動をやる人によく見受けられる傾向です。