横沢史穂のブログ

祖父が、ラバウルで負傷した陸軍の傷痍軍人でした。左右のイデオロギーに関係なく、戦争経験者の話を中心に編集したいと思っています。

海軍上層部の大罪 15

日本は、利敵行為を行う奴を指導者として戦った

10倍の戦力で出撃して逆に10倍の死者を出して大敗北したミッドウェー海戦の後の「勝った」「勝った」という海軍のウソ戦果発表は「国家の大義の為」ではなく、己のやましさをとりつくろう為。

これで、政府も陸軍も国民もだましました。

山本五十六達による、完全なる利敵行為です。

国家の一大事に関する隠蔽やウソは、重罰に処すべき。

山本五十六を支持する人間は、日本破壊の共犯者

山本五十六は、当初から連合艦隊を私物化してました。

部下将兵の指導を尻目に愛人を艦隊に呼び寄せようとしたり、予定を大幅にズラして戦艦『武蔵』に五十六用の貴賓室を作ったり。

戦艦『武蔵』の完成が3ヶ月遅れたのは、五十六用の貴賓室を作る為です。

その他、深刻な事態の過小評価、当事者意識を欠いた他人事的な言動ら戦勝への努力不足、不都合な真実の隠蔽、身贔屓の情事人事…。

これが山本五十六がやってきた事です。

しかし海軍上層部の官僚達は、山本五十六を海軍刑法で裁いたり死後に名誉を剥奪すると、ブーメランの様に自分に返って来る。だからそれだけは出来ない。

つまり彼ら海軍上層部は、山本五十六を死後も英雄扱いする事が、自分達のメンツを守る事だと直感的にわかっていたのだと思います。

ちなみに、よく「山本五十六が〜という言葉を残した」という形で称賛する人がいますが、私にはほとんど信仰の告白に聞こえます。

「名言を残した」とかではなく「敵を倒す事」が本来の軍人の大義ですから。