政略や戦略を考えずに山本五十六個人の博打癖で行った真珠湾攻撃が、日本全体の汚名に
真珠湾攻撃の時、自分は最前線に立たないで後方に引っ込んでいた山本五十六は、南雲艦隊が帰って来たら出迎えて、一緒に帰りました。
国民には「石油の一滴は血の一滴」と、窮乏生活を強いているのに、意味のない燃料の莫大な浪費です。
山本五十六は恐らく、自分も真珠湾攻撃成功の英雄として凱旋したかったのでしょう。
ミッドウェーでも500キロ後方にいましたが、こういうのは将兵の俸給とか、自身を含めたお偉いさん達の勲章目当て、としか思えない。
後の戦艦大和水上特攻作戦も、航空機による特攻も、彼ら海軍のエリート官僚達の不作為や失敗を「国の為」という名目で、国民の命・若者の命によって補填しているとしか言い様がない。
官僚の考えそうな事です。
そもそも、海軍上層部のハンモックナンバー(海軍兵学校の成績順)は、減点主義ですから。
上の方にいくと、感覚が一般世間とは完全にかけ離れてるのです。
ただ、人目につかない所にこそ、汚れが溜まりやすい。
ちなみに、海軍次官を勤めた井上成美 海軍大将。
彼は、親日派の中国国民政府の都市に対し、長きにわたり執拗に無差別爆撃を繰り返し一般市民を大勢死なせた残虐非道な人間です。
しかし戦後、彼はなぜか戦犯指定されませんでした。
なぜ敵に許してもらっているのでしょうか。
敵と裏取り引きでもしたのでしょうか。
その井上成美は戦後、表舞台にほとんど出ずに、横須賀に隠棲していました。
ものは言い様ですね。それが美談と称えられているのですが…。
要は、何か後ろめたい事があったのではないでしょうか。