戦後の日本は、戦没者への「鎮魂」が済んでいない ☆ 横沢史穂

明治生まれの祖父が、陸軍の傷痍軍人でした。百万人の陸軍将兵が敵と戦う前に餓死・戦病死させられたあの戦争。その責任がある山本五十六達の敗戦責任を明確にする事こそ、全戦没者への「鎮魂」ですが、戦後日本は「鎮魂」が済んでいない。更に現代の「毒親」も追及します。

今こそ、伝えねば…旧軍人インタビュー⭐️人間爆弾『桜花』特攻隊 生き残りの勇士 ①

 

上の写真の左側が佐伯正明 先生。

右側は、同じくゼロ戦パイロットの北沖直行 先生。

私、この写真を撮らせていただいた時、本当に幸せでした。

佐伯正明 先生 

海軍上飛曹。第721航空隊『神雷特別攻撃隊』。

ゼロ戦パイロットにして、人間爆弾の『桜花』への乗り組みを志願した、特攻隊生き残りの勇士です。

特攻兵器『桜花』というのは、一式陸攻の下にロケットを吊り下げて、敵艦隊の直前にそのロケットに特攻隊員が乗り込み、そのまま発進して体当たりをするという究極の特攻兵器です。

(下の2枚の写真は、かつて佐伯先生達が特攻訓練に明け暮れた茨城県 神之池基地の『桜花』掩体壕 跡地にて)

私は、自分達は絶対に行かないクセにこの兵器の開発に従事した精神異常者の黒島亀人や、開発を許可した米内光政や井上成美、或いは出撃を許可した中澤佑といった海軍大学校出身の指導者達を、厳しく糾弾する。

しかし、実際に特攻隊に志願して出撃した方達の偉勲については、日本国家ある限り顕彰し続けるべきだと思っています。

上の写真は、佐伯先生のご自宅前にて

※②に続く