横沢史穂のブログ

祖父が、ラバウルで負傷した陸軍の傷痍軍人でした。左右のイデオロギーに関係なく、戦争経験者の話を中心に編集したいと思っています。

日本陸軍の精神力の勝利

大正デモクラシーの延長にある戦後のインテリに言わせると、

「工業生産力が違いすぎるから、日本はアメリカに勝てない」
との事。 
日本に大和魂が無ければ、確かにそうです。

そもそも彼らインテリは、心も魂も西洋化している。
西洋の価値観で日本を見ている。
だからそういう判断になる。
 
彼らインテリは、まさか戦さが「1+1=2」の算術で答えが決まるとでも、思っているのだろうか。
 
では、数百倍、数千倍の火力の差を跳ね返して味方の損害以上の損害を与えた硫黄島や沖縄での日本陸軍の奮戦は、どうなるのでしょう。
 
硫黄島沖縄戦も、アメリ海兵隊アメリカ陸軍の公文書が日本陸軍を絶賛しており、国防総省の記録では、米軍の負けという論調で報告されている事を、どう説明するのでしょうか。
 
国土防衛の根幹は陸軍。
国軍の主体も陸軍。
その国の国民性や土俗性を如実に表すのも陸軍。
国土・国民と最も直に結び付くのが陸軍
陸軍こそ、海空軍の上位に位置すべき「軍種の中の軍種」。
 
戦前の陸軍は、兵営が農村に直結していました。
だから日本陸軍とは「長所も短所も含めた日本そのもの」です。
それ故に、日本陸軍の否定は、日本そのものの否定です。
 
彼ら大正デモクラシーのインテリ達から見たら、日本陸軍の偉大さの話してるというのは、異国の異教徒の物語に聞こえるかも知れません。
 
しかし、日本精神がなければ、日本陸軍の精神力の偉大さはわからないのです。
 
普通の日本人なら、陸軍の奮闘と陸軍の無念に涙が止まらない。
 
その日本陸軍の戦い方を真似したのがベトナムです。
フランスを破ったベトミンは日本陸軍の弟子であり、ベトナム戦争ベトナム独立戦争です。
ベトナムという「日本陸軍の教え子」でもアメリカに勝ったのです。
海軍の山本五十六が意図的な陸軍大量殺戮をやらなければ、本家たる日本陸軍はどれだけ強かったのでしょう。
 
ちなみに、開戦前後から海軍の暗号は、まだヨチヨチ歩きだったアメリカの諜報機関ごときに筒抜けでした。
一方、日本陸軍の暗号は、終戦までほとんど破られていません。
日本陸軍諜報機関は世界トップレベルでした。
戦前の陸軍大将なんて、みんな立派だと思います。
だから木村兵太郎も土居原賢二も処刑されたのです。 
 
今までの常識を非常識に、非常識を常識に。
真の日本人に回帰する為には、それくらいの180度の転換をして、思考を丸ごと交換して、ほとんど生まれ変わるに等しい位の事が求められるのです。