横沢史穂のブログ

祖父が、ラバウルで負傷した陸軍の傷痍軍人でした。左右のイデオロギーに関係なく、戦争経験者の話を中心に編集したいと思っています。

兵法で戦っていれば、大東亜戦争に負けなかった

日本の兵法の本質は「引く力」です。


硫黄島もベトコンも、兵法の「引く力」で戦いました(ちなみに、フランスを撃退したベトミンは日本陸軍の弟子です)。
日本の武道たる柔術も「引く力」です。
 
逆に、極真空手は「押す力」です。 
大男や力人が「相手が倒れるまで力技で殴り合う」という極真空手のテイストは、完全に大陸系•半島系の発想であり、韓国朝鮮テイストだと思います。
 
ボクシングを見ればわかりますが、西洋人の本質も「押す力」。
 
ちなみに、料理の世界でも「中華料理や洋食は足し算」。
逆に素材の良さを「引き出す」事から、「和食は引き算」と言われます。
 
しかし、大東亜戦争で日本古来の「兵法」を忘れて、西洋直輸入の「軍事学」や「1+1=2」の合理主義の発想で戦ったのが、受験エリートたる連合艦隊司令部です。 
 
マリアナ沖海戦を見て下さい。
力技で来る大軍に対して、西洋人の土俵、西洋人の発想で、真っ正面から力対力で挑んで完敗してしまいました。
 
兵法の発想で戦うなら、ゲリラ的に後方の敵輸送船団を攻撃するとか、他にやり方があったハズ。
 
それ以外にも、連合艦隊は兵法を忘れて赤道や日付変更線を越えて、後先を考えずにドンドン前に「押し出して」行きました。 
だから負けたのです。 
 
太平洋の戦いは、防者有利です。
深入りしないで、硫黄島サイパンの守りを固めて、逆に敵をこちらに引きつけて戦うやり方をしていれば、アメリカに勝てないまでも、負けなかったと思います。
 
日本は「引く力」即ち兵法で戦うべきだったんです。
日本陸軍の教え子」のベトナムは、兵法で米軍を撃退しました。
彼らは決して、「西洋の軍事学」や「合理主義」で戦っていません。