横沢史穂のブログ

祖父が、ラバウルで負傷した陸軍の傷痍軍人でした。左右のイデオロギーに関係なく、戦争経験者の話を中心に編集したいと思っています。

2023-09-01から1ヶ月間の記事一覧

「80年代アイドル」の、何と表情が豊かな事…

昭和50年代こそ 日本らしさがまだかろうじて残っていた最後の時代 これが私の持論です。 80年代アイドルというのは、昭和50年代に思春期・青春期を過ごしています。 ですから、よく見ていると仕草や立ち居振舞いに、「人格の核となる女性らしさ」や「奥ゆか…

「生命以上のもの」を守るのが軍隊

自衛隊の求人募集のこのポスター、何が問題かわかるでしょうか。 お役人が作ったんでしょうけど、もしかすると、国防というものを確信犯的に意図的に矮小化させている可能性がある。 国民の生命財産を守るのは、警察や消防隊。又は警備会社の仕事です。 片や…

大東亜戦争の名将•栗林 忠道と山口多聞 ☆ 和魂洋才

根底に武士道精神がありながらも、欧米の良い所は取り入れる「和魂洋才」 アメリカ軍に最も損害を与え、だからこそアメリカ軍から最も尊敬されている日本の軍人。 それは、 陸軍は、硫黄島で戦死した栗林 忠道 中将 海軍は、ミッドウェーで戦死せた山口 多聞…

日本本土には上陸できなかった米軍

アメリカは、やっとの思いで日本を倒して超大国になれた 「日本は、核を落とされて負けた」と、よく言われますが、逆に言うとアメリカは、核を使わないと勝てなかった。 「アメリカは超大国」という、今日の基準で考えてはいけない。 日清日露と戦って来た日…

「男なら、幸せになろう等と思うな。幸せになるのは女と子供だけでいい」

最高ですね。 胸に響きます。

大東亜戦争は「アジア共産化」の為に仕掛けられた戦争 ②

「アジア解放」は「アジア共産化」の真意を隠す為のスローガン 大人ならわかると思いますが、 「別の言葉で本心を隠す」というのは当たり前です 別の国際共産勢力が描いた悪だくみは、こうです。 中国や東南アジアに展開している英米蘭の軍隊や資本をアジア…

大東亜戦争は「アジア共産化」の為に仕掛けられた戦争 ①

明治の建軍以来、日本が不動の第一正面としてきた敵は、国境を接するロシアソ連です。 海の向こうの英米には、日本への武力侵略の意図はありません。 だからソ連としては、日本に攻めて来られたら困るから、日本国内にいるエージェントを使って、 「アジア解…

サイパンを要塞化しなかった海軍上層部の大罪

まともに戦わせてもらえず、餓死•戦病死100万人。 戦う前に輸送船ごと沈められた陸軍将兵30万人。 自殺点的なこれらの事態を引き起こした大東亜戦争戦争の指導者達の「敗戦責任」。 その大半は太平洋方面の担当だった海軍上層部にあるのは明白だが、戦後の日…

中森明菜さんはインナーチャイルドが癒されたら、絶対幸せになれると思う ②

♪抱きあげて つれてって 時間ごと… この歌詞。 これはまさにインナーチャイルドの叫びです。 インナーチャイルドは、その存在に気付いてあげて、光の世界に成仏させてあげない限り、ずっと泣き続けます。 体が60歳になっても、内側は子供。 しかし…。 明菜さ…

不世出の天才・中森明菜 ③ AKINA forever...

しかし、あの時代に青春時代を過ごした人達にとって、「明菜」という単語は単なる人名以上の意味がある。 「明菜」 それは…。 一人の女性の儚さであり、寂しさであり、切なさであり、そして、二度と帰らない自らの青春や時代そのものの象徴である。 若くして…

不世出の天才・中森明菜 ② The greatest singer in Japan

The greatest singer actress in Japan 彼女は己の心の闇を切り裂くかの様に、また、これまでの情念を叩きつけるかの様に、抜き身の刃物の様な鋭さで歌謡界の常識を次々と破っていった。 初期のツッパリsongの、たたみかける様なハイスパートなテンポのビー…

不世出の天才・中森明菜 ① 明菜の前に明菜なく、明菜の後に明菜なし

明菜の前に明菜なく 明菜の後に明菜なし 日本経済が世界を制した、日本らしさの最後の名残りにして最後の栄光たる昭和の最末期。 彼女は一身で、その輝きを体現していた。 家族を楽にする為に芸能界入りし、清瀬の貧困家庭から芸能界の最頂点に登り詰めた「…

中森明菜さんはインナーチャイルドが癒されたら、絶対幸せになれると思う ①

幸せへの キッカケぐらいはこっちで作ってあげたい 精神分析学によれば、問題の根源への遡行が果たされたら、問題は解消する。 僭越ですが、明菜さんに幸せになって欲しいです。 結婚するとかしないとか、そんなのどうでも関係ないです。 インナーチャイルド…

おニャン子クラブの富川春美さん ② ⭐️ 38年間、片思いです…

最も長く在籍し「高校生の放課後の課外活動」というおニャン子クラブのコンセプトを最も純化した、まさにおニャン子・オブ・おニャン子。 おニャン子クラブの「隠れ人気ナンバーワン」と言われ、芸能人というより、お琴の先生か幼稚園の保母さんの様な温かい…

おニャン子クラブの富川春美さん ① ⭐️好きでした…

悲しくなるほど懐かしく、苦しくなるほど好きだった… 間もなく9月20日、おニャン子クラブの解散記念日です。 元おニャン子クラブの富川春美さん。 私の初恋の人。今日まで38年間ずっと片想いでした。 私の青春のど真ん中には、常に輝いてる彼女がいた。確実…

三島由紀夫 先生が説く「真のエロス」 ②

愛の極限、究極の一体性。 それは「一緒に死ぬ事」でしかない 三島由紀夫『憂国』のストーリー。 リマインドになりますが…。 あと数時間後に共に自決する陸軍中尉夫妻…。 しかし…。 死を目前にした「今宵、人生最後の夫婦の営み」の、何と甘美な事… 終わりが…

三島由紀夫 先生が説く「真のエロス」 ①

三島由紀夫先生が、 渾身の力を振り絞った説いた「真のエロス」 死の裏付けがなければ、真のエロスに到達出来ない 私が、人生観の原点にして帰結である青春期に読んだ『憂国』は、私の核になりました。 内容は…。 陸軍中尉夫妻の物語。 その晩に、武山中尉は…

三島由紀夫 文学 『英霊の聲』について

私は小学生の頃に、高倉健主演の『動乱』という映画を観て二・二六事件に最初の関心を持ち、高校時代にこの『英霊の聲』を読みました(その後、三島由紀夫 研究会に入会します)。 「聲」は「声」の旧漢字です。 『英霊の聲』について三島先生は、「二・二六…

三島由紀夫 文学 『仮面の告白』について

幼少期のゆがんだ生育歴を吐露 「我々は待った。もう待てない」 自決する直前のバルコニー上での三島先生の最期の絶叫ですが、僭越ですが私には、 「切腹したいという願望が、もう待てない」 とも聞こえてしまう。 親からの愛情に飢えたゆがんだ環境の中で育…

三島由紀夫 文学 『豊穣の海』について

三島由紀夫 先生の遺作となった『豊穣の海』4部作。 豊饒の海は、「輪廻天生はあるかも知れない、ないかもしれない」「あると言えばある、ないと言えばない」という小説です。 三島先生から見て、息苦しくなる様な近代合理主義に、真っ向から挑んだ内容とな…

三島由紀夫 先生に見る「親殺し」

『絹と明察』『午後の曳航』もそうですが、三島文学の根底に流れているのは「親殺しの願望」「形を変えた親子の葛藤」だと思います。 (※ちなみに『美徳のよろめき』は『仮面の告白』に出てくる実在の人物たる三島先生初恋の女性・園子に対する復讐譚ですね)…

三島由紀夫 先生の言葉 ⑩

三島由紀夫先生による二・二六事件の分析は、抜き身の刃物の様に鋭い。 いわく、 「二・二六事件の悲劇は、統帥大権の純粋性を信じた青年将校と、英国的立憲君主の教育を受けた文治的天皇との、甚だしい齟齬にあった」 との事。まさにこれに尽きます。

大日本帝国を滅ぼした山本五十六 16

真珠湾を先に攻撃してアメリカを戦争に巻き込むなら、 「どうやって戦争を終わらせるか」 「戦後の世界秩序を、どの様な理念で、どの様に導いていくのか」 「その理念は、他国の共感を得られるのか」 という戦略的ビジョンがないといけない。 しかし、発案者…

真珠湾攻撃を計画した連合艦隊司令部の愚かさ ③

アメリカとの戦争を主張したのは海軍 「ソ連に向き合って北進すると、憎き陸軍に予算を持って行かれる。だから海軍は南進」 「例え米英と戦争する事になっても、南進して東南アジアを支配しよう」 これが海軍の本心です。 「南部仏印進駐の対抗措置として米…

大日本帝国を滅ぼした山本五十六 15

まともな祖国愛があれば、祖国を壊滅させた真珠湾攻撃やミッドウェー海戦を強引に進めた山本五十六を糾弾するハズ 勝てる機会があった大東亜戦争を大敗北に導いた山本五十六達の敗戦責任の追及を放置したツケが、様々な形で今の社会にマイナスのしわ寄せとな…

三島由紀夫 文学 『金閣寺』について

コンプレックスに固まった人間は、美的なものに異常な執着を見せる。 『金閣寺』はまさにそんな小説ですが、幼児期に祖母によって男性性を剥奪された三島先生が、30歳を過ぎた節目にそれまでの人生を総括して、自らの自己回復の為に書いた小説だと私は考えて…

三島由紀夫 文学 『午後の曳航』について

義に死ぬ事、栄光の死を夢見て輝いていた船乗りの男性。 だが、結婚して父親になった途端に、凡俗に堕して醜くなる…。 『午後の曳航』のエッセンスは、これに尽きる。 だから処刑する事により、もう一度英雄に戻す事にする。 という、三島先生自身の将来を予…

三島由紀夫 文学 『潮騒』について

『潮騒』は、太陽と肉体の賛歌 『金閣寺』が火の洗礼によるバッドエンドならば、『潮騒』は水の洗礼によるハッピーエンド。 海神の恩寵あついギリシャ神話的な逞しい好青年と、大和撫子マインドのかたまりみたいな清純な乙女の、一途で純粋な青春ラブロマン…

天才・三島由紀夫 先生の狂気性

天才と凡人の違いとは…。 例えば、それを越えると全てが瓦解してしまう危険な一線があるとして、普通の人はどんなにその近くまで行っても、その一線は越えません。 戯画化して「越えるフリ」をするだけ。 しかし、まれに本当に越えてしまう人がいる。 それが…

日本陸軍の精神力の勝利

大正デモクラシーの延長にある戦後のインテリに言わせると、 「工業生産力が違いすぎるから、日本はアメリカに勝てない」 との事。 日本に大和魂が無ければ、確かにそうです。 そもそも彼らインテリは、心も魂も西洋化している。 西洋の価値観で日本を見てい…